早期リタイアのFIREをしたい!という方に向けた記事です。
よく「4%ルール」で、生活費の25倍の資産があれば、FIREできると聞きますが、それは間違いです!
配当金にも税金がかかります。
このブログでは、FIREを達成するために、役立つリアルなご情報をお伝えしていけたらと思います。(私もFIREを目指して現在頑張っています!)
配当金にかかる税金について
株の配当金に掛かる税金ですが、納税方法は下記のように3つあります。
①総合課税
②申告分離課税
③源泉徴収
株を持っている人は、いずれかを自分で選択しています。
また配当金にかかる税金については、国税庁や、証券会社HPなどに、計算方法や考え方が記載されていますが、かなりややこしく調べても分かりにくいです。
そこで、簡潔にまとめてみました。
課税所得 (年間収入) | ①総合課税 の場合 | ②申告分離課税 の場合 | ③源泉徴収 の場合 |
195万以下 | 7.2% | 20.315% | 20.315% |
330万以下 | 7.2% | 20.315% | 20.315% |
695万以下 | 17.41% | 20.315% | 20.315% |
900万以下 | 20.473% | 20.315% | 20.315% |
1000万以下 | 30.683% | 20.315% | 20.315% |
1800万以下 | 37.188% | 20.315% | 20.315% |
4000万以下 | 37.188% | 20.315% | 20.315% |
4000万超 | 49.335% | 20.315% | 20.315% |
多くの方は、特定口座で源泉徴収ありを選択していると思います。
このような方は「配当金に対して約20%の税金」が差し引かれて、指定口座に配当金が振り込まれていることになります。
配当金だけで生活する場合(株式資産3000万円)
よく、FIRE達成の具体例として4%ルールを適用し、
・3000万円分の株式(利回り4%)・生活費10万円/月、年間120万円
と言われますが、これは間違いです。
税金で20%差し引かれるので、下記が正解になります。
・3000万円分、株式(利回り4%)
・生活費8万円/月、年間96万円
このように、税金を考慮せずに、エイヤとFIREしてしまうと、あとで痛い目にあいます。
総合課税で配当金の税金を軽減する
少しでも手取り金額を増やす方法として、総合課税を選択する方法があります。
収入合計が330万円以下だと、税金は7.2%となります。
・3000万円分、株式(利回り4%)
・生活費9.3万円/月、年間111万円
税金軽減効果は大きいですね。ただし、自分で確定申告を毎年行う必要があるので注意必要です。少し手間になります。
配当金以外に副業などで収入がある場合は注意が必要です。
695万円以下(配当収入+副業収入)までは、総合課税が税率が低いですが、695万円を超える場合は税率が割高になってしまいます。
さいごに
早期リタイアのFIREを、失敗しないように、安全に行いたいものです。
そのためには、どれだけリアルに、FIRE後の収入と支出を考えるかが大事と思います!
FIRE関連の書籍については、下記がとても参考になりました。
一緒に早期リタイアのFIREを目指していきましょう!
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