総務省の統計局の2022年の家計調査報告書をみてびっくりしました。
日本人は、貯蓄額の半数以上を銀行に預金していました。この令和の時代、まだまだ、現金預金が主流でした。。。
一方、株への投資はマイナーでした。貯蓄額の2割にも到達していなかったです。
さらに「老後2000万円問題、夫婦で3000万円」といわれるなか、世帯貯蓄額の中央値は1168万円と全く足りていませんでした。
- 日本人は銀行預金が主流(貯蓄額の約6割)
株への投資はマイナー(貯蓄額の約2割) - 1世帯あたりの貯金額
100万円未満・・・約10%
300万円未満・・・約20%
500万円未満・・・約35% - 世帯貯金額の中央値は1168万円
この記事では、総務省の統計局のデータを用いて、現在の日本の貯蓄事情についてお伝えします。
1世帯あたりの貯蓄額について
下記は、総務省の統計局の報告書において、二人以上の世帯における貯蓄額をグラフにしたものです。
※総務省令和5年5月12日の「家計調査報告(貯蓄・負債編)」より抜粋
https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/2022_yoyaku.pdf
このグラフから、数字をピックアップしてまとめると下記になります。
- 1世帯あたりの貯金額
100万円未満・・・約10%
200万円未満・・・約15%
300万円未満・・・約20%
500万円未満・・・約35%
1000万円未満・・・約44% - 世帯貯金額の中央値は1168万円
- 世帯貯金額の平均値は1901万円
中央値は1000万円を超えていますが、これは2人以上の世帯なので、一人当たりの中央値は500万円以下になると思います。
さらに、500万円未満という世帯が約35%であり、老後資金に不安を抱えているひとがおおいことも予想されます。
貯蓄先の内訳について
次に、貯蓄先の内訳をグラフにしたものが下記となります。
※総務省令和5年5月12日の「家計調査報告(貯蓄・負債編)」より抜粋
https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/2022_yoyaku.pdf
このグラフから、数字をピックアップしてまとめると下記になります。
- 銀行預金・・・約64%
- 生命保険・・・約20%
- 株など・・・約16%
日本人は、貯蓄額に対して、半数以上を銀行預金に預けていることが分かります。
また、日本は非常に心配性であり、保険に加入しているひとが世界的に見て多いと言われています。このため、銀行預金に次いで、生命保険等での貯蓄額が約20%と多いところも特徴です。
一方、株などへの投資しているのは約16%と低く、まだまだ株投資はマイナーであることが分かります。
私の資産について
私は、日本人のなかでは非常にマイナーな部類であることが分かりました。
私の資産の内訳は下記になります。
- 株など・・・約65%
- REITなど・・・約10%
- ゴールドや仮想通貨・・・約5%
- 現金預金・・・約20%
資産の半数以上を日本個別株や投資信託アメリカ株に投資しており、銀行への現金預金は20%しかないです。
確かに、私も投資をはじめたときは、おそるおそる少額資金を投資に回していました。しかし、投資歴が増えるに従い、徐々に資産の多くを投資にまわすようになりました。
投資は、元本割れもしますし、銀行への預金よりもリスクは確かにあります。しかし、投資について勉強していくうちに徐々に慣れていきます。大きな失敗もする確率が減っていきます。
現在では、資産運用で年間収支をプラスで出せるようになり、安定した資産形成を行うことができるようになりました。
さいごに
令和の時代においても、日本はまだまだ現金預金が主流であり、株などへの投資はマイナーであることが分かり、その数字に私はびっくりしました。
株などへの投資は、やったことがないひとにとっては特に怖いと感じるかと思います。また、詐欺などで多くのお金をだまし取られるような事件もあるので、さらに億劫になっている方もおられると思います。
とはいえ、株式投資は、ギャンブルなどのマイナスサムとは異なり、企業の成長、国の成長、世界の成長に伴い、長期的に資産が増えていくプラスサムとなります。
このブログを通じて、少しでも投資について理解を深め、貯蓄額のアップや、うまく資産形成する方法について、有用な情報を提供していきたいと考えています。
また記事をアップデートしていきますので、ご一読いただけたら幸いです。
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