FIRE

【かなり大事】FIREにおける収入と経費と物価上昇の考え方

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FIREは4%ルールなどが有名ですが、いざFIREが近づいてきてリアルに計算していくと、意外と余裕がないことに気づきます。

この記事では、FIREを実際にはじめている私の経験と、FPとしての独自の考え方を含めて、お伝えしたいと思います。

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FIREの基礎知識

FIREの基礎知識として大事なポイントは下記3つです。

  1. 収入の把握(税金)
  2. 経費の把握(社会保険料/税金)
  3. 物価上昇の把握

どういうところが大事なのかを、FIREでよく目標とされる資産1億円を例にし、お伝えしたいと思います。

1億円を10年間で貯めて、4%利回りで年400万円の不労所得を目指す!これで安心?

結論としては、10年後の年400万円の不労所得は、現在価値で手取り262万円となるイメージです。

思っている以上に手取りとしては少なくなるので注意が必要です。

以下で詳しく考え方についてお伝えしたいと思います。

1. 収入の把握(税金)

不労所得には税金がかかるので注意が必要です。

例えば、日本株でいうと配当金に約20%の課税がかかります。

不労所得400万円には80万円の税金を支払うことになります。

  • 不労所得400万円
    ⇒節税なしで手取り320万円に


ただし、有名な新NISAやiDeCoをフル活用した場合、年間20万円くらいの節税ができます。

  • 不労所得400万円
    ⇒節税なしで手取り320万円に
    ⇒新NISAやiDeCoで手取り340万円相当に ※

結構、税金で減ってしまう…

※補足情報
・iDeCoは配当金はなく再投資となるので、60歳までお金を引き出せないです。注意しましょう。
・もしiDeCoをやらず、新NISAだけを行う場合は、年間15万円の節税となります。
(1800万円×利回り4%×税金20%)

2. 経費の把握(社会保険料/税金)

日本に住む場合は、国民年金、国民健康保険、所得税、住民税を払う義務があります。

社会保険料

FIREすると、無職扱い、少し副業する場合は個人事業主扱いとなりますが、必要となる社会保険は下記となります。

  1. 国民年金
    ⇒年間約20万円
    .
  2. 国民健康保険
    ⇒年間2万~数十万円
    (※居住区や所得で変わる)

国民年金は収入が少ない場合は減額や免除できます。しかし、65歳から需給したら10年くらいで元が取れるので、支払っておいても良いかなと思います。


所得税、住民税

所得税や住民税は、配当収入を特定口座(源泉徴収有)にした場合は自動で証券会社から支払われるので、別途、自分で支払う額はゼロとなります。

  • 所得税、住民税はゼロ

社会保険料を支払うと手取り320万円くらいに

(不労所得400万→税金で340万→社会保険で320万)

※補足情報

・配当以外に、所得がある場合は所得税や住民税を支払う必要があります。

・ガチで節税する場合は、配当所得をあえて総合課税で確定申告し、配当控除を受ける方法もあります。ただし、課税所得が増えるので、住民税や健康保険の金額がかなり上がります。また米国株は配当控除が受けられないのでそこも注意が必要です。

この金額計算がかなりややこしいのと、確定申告が複雑になるので手間ですが、年間5~15万円前後の節税をさらに行うことができます。興味のある方は税金の勉強をしっかりと行っておきましょう。

3. 物価上昇の把握

FIREにおいて物価上昇を加味しておくことはかなり大事です。

例えば、50年前はうどんは100円くらいでした。平成ではうどんが300円くらいになり、令和では500円くらいになっています。これは物価上昇によるものです。他にも土地代や家賃などもあがってくるので注意が必要です。

世界的な物価上昇の基準としては年2%と言われているので、これを例に考えたいと思います。

FP知識や簿記論などで、将来価値を現在価値に置き換えて考える方法があります。

計算方法は簡単で、将来のお金の金額を、毎年1.02で割ったものが、現在のお金の価値に換算したものとなります。

  • 10年後の手取り320万円
     ⇒現在だと262万円の価値
    (計算:320 / 1.02^10)

FIREを10年後に不労所得400万円を目標で考えていたのに、手取りベースで現在価値で考えると262万円になってしまった。。。

つまり、現在、年262万円(月22万円)で生活できるのであれば、10年後に年320万円でいまと同じ生活水準でFIREできるイメージとなります。

まとめ

  • 不労所得には約20%の税金
    →新NISAやiDeCoでの節税が大事
    .
  • 国民年金(年20万円)、国民健康保険(年2万~数万円)、所得税、住民税の考え方
    →面倒だが総合課税申告でガチ節税もできる
    .
  • 物価上昇(年2%)を加味
    →現在価値に換算して生活をイメージ

FIREできそうかの判断には、10年後の手取り金額に対して現在価値を算出し、いま、そのお金でFIRE生活ができそうかを考えることが大事になります。

例の場合だと、
10年後に不労所得400万円
→税金や社会保険料で手取320万円
→現在価値だと手取り262万円
となります。

ただし、注意点がいくつかあるので、詳しくは補足情報をお読みください!

~FIRE補足情報~

・手取り=支出のバランスでFIREした場合、FIRE達成後も物価が上昇し続けるので、物価上昇分は生活の質を落としていかないと資産が減っていきます。

1億あれば余裕で逃げ切れるので心配はないかと思いますが、低資金3000~5000万円で早期FIREする場合は注意しておきましょう。

・上記対策としては、手取り>支出となるように余裕を持ってからFIREするか、副業で資金を補填するサイドFIREなどがあります。

・国民年金を払っておくと、65歳~70歳あたりから月5~6万円が支給される「はず」なので、FIRE成功の安心材料にもなります。

さいごに

FIREの基礎知識として、収入と経費と物価の考え方についてお伝えしました。

FIREなんて絶対無理、、、

そのように思われた方もおられるかと思います。

大丈夫です。そんなことはないと思います。

そこで、FIRE実現に向けて大事な私の考え方についてもお伝えしたいと思います。
(記事作成中。そのうちアップいたします)

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