FP資格

FP3級に落ちてしまった方に【試験は難しい】

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FP3級に落ちてしまった方への記事となります。

FP3級は易しいと言われますがそれは間違いです。
油断すると痛い目に合う試験です。

この記事で分かること
  • FP3級が易しいと勘違いされる理由
  • FP3級の4つの難しさ
  • 対策について

FP3級が易しいと勘違いされる理由

はじめに、FP3級は比較的易しいと言われますが、その理由は下記です。

  1. 選択問題
  2. 合格点が6割
  3. 合格率が高い

確かに、選択問題、合格点が6割、というところは易しいポイントです。

しかし、合格率が高いところは、注意が必要です

FP3級の合格率データをよく見ると合格率は決して高くないです。その理由をお伝えします

FP3級の合格率のカラクリ

FP3級の合格率には注意すべき3つのカラクリがあります。

  1. 受験率
  2. きんざい
  3. 学科と実技

1. 受験率

2022年9月の受験率は下記です。

FP3級は、受験率が7~8割程度と高くないです。

一方、CBT形式のITパスポートや情報セキュリティマネイジメントの資格は、受験率が9割以上あります。

なかには都合が悪く受験できなかった人もいると思いますが、それよりは勉強していない人があきらめた可能性が高いと予想されます。

カラクリ①:FP3級は受験率が低く、他の資格と比較して合格率が高く見えている可能性がある(ワーストで考えると合格率が1割高く見えてしまっている)

2. きんざい

下記は直近3年間の合格率をまとめたものです。

FP協会きんざい
学科80~90%50%程度
実技80~90%50%程度

合格率は、FP協会が80~90%と高いですが、逆にきんざいはどちらも50%程度とそこまで高くないです。

FP協会ときんざいで、合格率が違う理由はなんでだろう?

試験問題自体の難しさは、確認したところ、そこまで差はなかったです。

その他の理由として、きんざいは会社から団体受験していることもあり、勉強していない人が無理やり受けさせられていることが考えられます。しかし、他の国家資格も、団体受験や会社からの要請で受験している人は多いです。

このため、合格率は、FP協会ときんざいで分けて考えるのではなく、2つの平均で考えるのが正しいかと思います。

カラクリ②:FP協会ときんざいの平均で考えると合格率は7割になる

3. 学科と実技

FP3級は学科と実技の2つに合格する必要があります。

どちらかに合格した場合は一部合格扱いとなり、FP3級の認定は貰えないです。

このため、学科の合格率が7割、実技の合格率が7割であり、両方に合格できるひとは7割より低くなります。

カラクリ③:学科と実技の両方に受かる確率は7割よりも低くなる(ワーストで考えると合格率7割→5割)


以上をまとめると、

  1. 受験率が低い(-1割)
  2. FP協会ときんざいの平均(合格率7割)
  3. 学科と実技に合格必要(合格率7→5割)

ということで、FP3級の実質合格率は4割~7割の間のどこかにくるはずです。

これは決して合格率としては高くはないです。合格率が高いと誤解して油断しないように心掛ける必要があります。

FP3級の4つの難しさ

  1. 普段習わない分野
  2. ボリュームが多い
  3. 出題範囲が変わる
  4. 暗記だけでなく計算も必要

1. 普段習わない分野

FP3級は「税金 保険 投資 相続 不動産」など、お金に関する知識全般が出題範囲です。

しかし、日本ではお金に関する知識を学校でほとんど学ばないです。

また、S&P GLOBAL FINLIT SURVEYによる調査の結果、世界における日本の金融リテラシーは第38位と、先進国のなかでは下位グループであり、お金のことを知らない人が多いのが現状です。
》S&Pの調査結果

以上より、FP3級のお金に関する勉強は、いちから勉強する内容も多く、そこが難しさの1つと言えます。

2. ボリュームが多い

FP3級の試験範囲はかなりボリュームがあります。

下記は、FP協会HPにある試験範囲の1ページを抜粋したものです。

FP3級は上記のようなものが全部で14ページあります。
》FP3級の出題範囲(FP協会公式HP)

このため、ひととおり勉強するだけで、かなりの時間を費やすことになります。

FP3級は易しいと勘違いをし、試験直前まで勉強をしなかったりすると、ボリュームが多く太刀打ちできないことになります。

3. 出題範囲が変わる

FP3級は、法律や規則などが日々変わるため、試験出題範囲も毎年変わります。

例えば、有名なところで言えば下記です。

  • 後期高齢者の医療負担見直し(2022年)
  • 育児中の社会保険料無料化(2022年)
  • 株投資のNISAは新NISAに変更(2023年以降)

このような変更点は試験でよく出題され、全体の1~2割程度を占めます。

このため、過去問だけで勉強していると、最新動向の対策ができず、試験本番で大きく点数が下がってしまうことになります。

4. 暗記だけでなく計算も必要

FPにはお金の計算も必要です。

FP3級では現金終価係数や債券利回りや建蔽率など、電卓を使って計算する問題がでてきます。

特に実技試験で計算問題は多いです。

このため、単純な暗記だけではなく計算も必要であり、あまり算数や数学が得意でない方には、難しい試験となっています。


以上が、FP3級の4つの難しさでした。

FP3級の勉強対策

FP3級の4つの難しさに対して、効率的な勉強対策は下記となります。

  1. 普段習わない分野 
    ⇒ 動画学習(6時間*2)
  2. ボリュームが多い
    ⇒ 動画学習(同上)
  3. 出題範囲が変わる
    ⇒ 参考書で確実に暗記(4時間)
  4. 暗記だけでなく計算も必要
    ⇒ 過去問で練習(24時間)

勉強時間は合計40時間です。これは、FP3級の勉強推奨時間80~150時間の半分以下の時間となります。

私は、2年間で6個の国家資格を取りました。どれも推奨時間半分以下です。決して自慢ではなく、資格勉強にはコツと慣れがあります。そこをお伝えできたらと思います。

動画学習

資格勉強においては、動画学習が最も効率がよいです。

  • 要点がまとまっている
  • プレゼンで理解しやすい
  • 音声と視覚で記憶に残りやすい

とくに、FP3級は、普段習わない分野で、かつ、ボリュームが多いという特徴なので、動画学習との相性がとても良いです。

FP3級の動画学習はスタディングがおすすめです。
(Udemyにはおすすめの動画はなかったです)

その理由は下記となります。

  • 情報量や実績も申し分なく安心
  • 専用スマホアプリで、スキマ時間で勉強
  • 動画9時間で全体を把握できる
  • 5000円と資格講座ではかなり安い値段

1.5倍速で視聴すれば6時間でひと通りを理解できます。2回繰り返しても12時間です。

FP3級の知識はFP2級にも活用できます。このためしっかりと勉強しておいてもムダにはならないです。


スタディングについては下記の記事に詳しく書いていますのでご覧ください。
》FP3級にはスタディングでの動画アプリ学習がおすすめ

動画学習は近年の実績からも人気がうかがえます。
・大学受験のトップ塾での動画学習採用
・Udemyによる動画学習が年々増大
・小学校向け動画学習の市場急拡大
(私も資格やプログラミングなどの学習としてUdemyを18本購入してます)

参考書

参考書は最新動向を勉強するためにあると良いです。

その理由は、参考書は改定版が都度発売されるため、最新情報を確実に勉強できるからです。

FP3級は全体の1~2割程度が最新の試験範囲から出題されることが多いです。本番で点数が下がらないようにするには、参考書で対策しておくのがよいです。

おすすめの参考書は下記です。
・アマゾンランキング1位
・口コミレビューもかなり高評価
・非常に分かりやすい

基本的には流し読みで良いかと思います。最新動向については別途暗記するとすれば、勉強時間は4時間あれば十分かと思います。詳しくは下記に書いています。
》FP3級に参考書はいる?いらない?

過去問

過去問は学科と実技を直近2年分解く(3回*2年)のが効率が良いです。

理由は、FP3級は試験範囲が都度変更されるので、あまり古い過去問を解いたとしても、勉強効率が悪いからです。

また、FP3級は、過去問と全く同じ問題がでることもあるので、しっかりと勉強しておくのが良いです。実技試験では計算問題も多くでるので、計算の練習をするのにも便利です。

解説を読む時間も含め、勉強時間は24時間は必要になります(3回*2年*2時間*2)。

まとめ

FP3級は比較的易しいと言われる理由

  1. 選択問題
  2. 合格点が6割
  3. 合格率が高い


FP3級は実質合格率は4割~7割の間のどこかでそこまで高くないので注意。

  1. 受験率が低い(-1割)
  2. FP協会ときんざいの平均(合格率7割)
  3. 学科と実技に合格必要(合格率7→5割)


FP3級が難しい4つの理由

  1. 普段習わない分野
  2. ボリュームが多い
  3. 出題範囲が変わる
  4. 暗記だけでなく計算も必要


FP3級の効率的な勉強法

  1. 普段習わない分野 
    ⇒ 動画学習(6時間*2)
  2. ボリュームが多い
    ⇒ 動画学習(同上)
  3. 出題範囲が変わる
    ⇒ 参考書で確実に暗記(4時間)
  4. 暗記だけでなく計算も必要
    ⇒ 過去問で練習(24時間)

以上となります。ここまで読んで頂きありがとうございました。

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