基本情報技術者 独学勉強法と試験概要について【完全版】

基本情報技術者


基本情報技術者試験の記事を集約した完全版となります。

この記事で、試験概要や勉強法など、すべてが分かるように書いております。

これから受験される方のために作成しましたので、ぜひ、ご一読いただけたらと思います。

この記事でわかること ・基本情報技術者試験とは?
・効率的な独学勉強法
・おすすめの参考書や動画
・試験前後や当日の流れ


基本情報技術者試験は、国家資格です

基本情報技術者試験とは、
「高度 IT 人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者であることを証明する国家資格」です。

IT系国家資格としては初級(レベル2)になります。若手ITエンジニアの登竜門です。

この資格を所有していることで「IT系の基礎知識を備えていて、情報技術やシステム構築で活躍してくれる人材だろう」と就職先や社内昇格時に証明することができます。

受験者数と合格率

受験者数と合格率についてまとめました。

2020年より、試験にCBT形式を取り入れています。

※CBTとは「Computer Based Testing」のことで、パソコンで行うテストになります。

受験者数は年間10万人

受験者数は、毎年10万人あたりを推移しています。

毎年多くの受験者がいる人気の資格です。

2020年度の秋期より、紙試験からCBT形式に変わりました。

CBT形式に変わったことで、受験率が高くなりました(70%程度だったのが88%に)。

やはり、近場の会場で、試験日程や時間も選択できるということが、受験生にとっては試験を受けやすい環境になったということではないでしょうか。

過去の合格率は25%推移、2020年の合格率は48%!

合格率は25%あたりで推移していましたが「2020年は合格率48%」と大幅に増加がみられました。

日経新聞でも取り上げられており、
CBT試験が採用されたこと
コロナで試験延期があったことで勉強をしっかりとした人が多かったのでは?
と、言われていますが、はっきりとは分かっていません。

今後の合格率の推移がどうなるかが、気になるところです。

試験申し込みと受験料

試験申し込みは、情報処理推進機構が指定する「プロメトリック株式会社」にて行います。

プロメトリックHPはこちらです。ここでID登録し試験申し込みを行います。
http://www.prometric-jp.com/corporate/aboutprometric.html


申し込み概要は下記となります。

・費用:5700円(午前+午後込み)
・会場:各都道府県の会場

・形式:CBT方式
・試験日:上期5-6月
下期10-11月
申込:上期4月中旬、下期9月中旬

午前試験と午後試験の計2回、試験を受ける必要があります。

昔は、午前試験と午後試験を、1日で受ける必要がありましたが、現在は、午前試験と午後試験は、別日で受けることができ、時間帯も午前や午後に関わらず、自由に選べます。

ネーミングで誤解しやすいですが、別日で2回に分けて、試験を受ける必要があるということを理解しておきましょう。

試験申込期間は上期と下期の年2回です。

申込期間を逃してしまうと半年先まで受けられないので注意しましょう。

合格点と点数配分

基本情報技術者の資格合格には、午前試験と午後試験のどちらも、合格点以上を取る必要があります。

たとえ、片方が合格点以上だったとしても、次回試験を受けるときは、午前と午後のどちらも合格点以上を取る必要があります。

午前試験

・問題数:80問
・合格点:100点満点中60点以上
・すべて4択問題
・制限時間:150分

午前試験は4択問題です。また6割以上の点数が取れたら合格となります。シンプルで分かりやすいです。

午後試験

・大設問:全11問、うち、5問を解答
・合格点:100点満点中60点以上
・多数選択肢からの選択
・制限時間:150分

午後試験は、大設問の11問から5問を選択します。また大設問には、解答必須の設問と選択式の設問の2種類があります。

点数配分も大設問ごとにことなるので少しややしこしいです。

午後試験の大設問と点数配分

大設問の11問から5問を選択します。

必須問題のアルゴリズム(配点25点)とプログラミング(25点)だけで半分を占めるため、この2つは集中的に勉強しておく必要があります。

試験出題範囲と勉強時間

試験出題範囲は、はっきりと言って、めちゃくちゃ広いです。

どのくらい広いかというと、シラバスを確認すれば分かります。

シラバスとは、試験出題範囲のことで、情報処理推進機構のHPに掲載されています。

下記は、最新シラバス(ver7.1)の、とある1ページを抜粋したものです。

このようなページが、なんと、全部で117ページあります。

このため、真面目に勉強すると、勉強時間は100~200時間必要と言われています。

つまり、勉強嫌いの人や、忙しい人には、なかなか難易度が高い試験となります。

とはいえ、効率的に勉強を行うと、半分以下の勉強時間でも、十分に合格は狙えると思います。

難易度について

基本情報技術者は合格率25%で過去推移しており難しい資格ですが、直近は合格率が50%付近と大幅上昇しています。

簡単になったのかと期待してしまいますが、試験自体の出題範囲や問題形式は変わっていないので、変わらず「難しい資格」だと言えます。

午後試験が難しい

・かなりややこしい長文の読解問題
・試験時間が足りない
・アルゴリズムやプログラミング知識

IT初心者の方や長文読解が苦手な方は苦戦します。試験出題範囲も非常に広いため、効率的に勉強する必要があります。

難しさについて詳しく知りたい方は、下記記事をご一読いただけたらと思います。



勉強法について(大枠流れ)

勉強方法は、下記手順が最も効率が良いと思います。

①全体像を掴む(Udemy動画or参考書)
②午前試験の過去問を解く(過去問道場)
③単語を覚える(過去問道場)
④午後試験の対策を行う(過去問道場/参考書)

それぞれについて、詳しく、説明します。

勉強順①:全体像を掴む(Udemy動画or参考書)

試験範囲が広く難易度も高いため、まずは全体像を掴んでおくことが重要です。

過去問だけの勉強では、自分がどこまで勉強したのかが分かりづらく、勉強不足となる箇所も出てくるため注意が必要です。このため、Udemy動画や参考書などで、全体像をまず把握するのが効率的です。

Udemy動画について

Udemy動画は、ITの勉強を初めて行う方には特におすすめです。

Udemy動画では、IT知識の基礎から、丁寧に分かりやすく解説してくれます。文系の方や学生の方にも安心です。また倍速視聴やスキマ時間で勉強できるのも良い点です。

おすすめは「~始めから効率よく学ぶ~ 基本情報技術者試験 最速 合格講座」です。動画講師は、いくつもIT国家資格を解説しているRYOTAさんで、めちゃくちゃ分かりやすいです。

下記リンクで講義内容の項目とサンプル動画で講義の様子を知ることができますので、ご検討ください。



Udemy動画については下記記事にも詳しく書いております。ご参考ください。



参考書について

参考書での勉強は情報量が多いのが良い点です。

さっと流し読みを2~3回行うのが良いです。

おすすめは下記となります。
・情報量が多く最新シラバスに対応
・イラストが多く分かりやすい
・アマゾンランキング1位で、口コミも良い

参考書の学習ですが、時間を掛けて完全暗記までする必要はないです。

理由は、午前試験は4択問題、午後試験は読解問題であり、完全暗記するというよりは、全体を理解をし記憶にとどめておくことが大事だからです。

勉強順②:午前試験の過去問を解く(過去問道場)

全体像を把握したあとは、過去問を解いて、問題に慣れましょう。

過去問道場サイトがおすすめです。
https://www.fe-siken.com/fekakomon.php

午前試験は、過去問と全く同じ問題が体感で2割程度でるので、過去問での勉強はおすすめです。

過去問道場での勉強の仕方や、問題を解く際の設定方法については、下記に詳しくまとめていますので、ぜひ、ご参考頂けたらと思います。



勉強順③:単語を覚える(過去問道場)

何度か過去問を解いて慣れてきたら、単語(IT用語)を集中的に覚えることがおすすめです。単語力を付けることで、点数が底上げされて、安定して高得点が取れるようになります。

単語の勉強は過去問道場右下の単語コーナーで勉強するのが効率が良いです。

手順は下記となります。

1)単語コーナーのアルファベット、50音のなかから、1つをクリック

2)略語(例:API)、略なし(例:Application Programing Interface)、単語の意味、の3つをさっと確認する

一回で覚えるのは無理なので、2回、3回と、確認していき、記憶にとどめるのが良いです。CBT形式の4択問題なので、完全に暗記する必要はなく、あくまで記憶に残すということが大事です。

単語力がついてくると、過去問の正解率も高くなります。

勉強順④:午後試験の対策を行う(過去問道場/参考書)

午後試験は、かなりややこしい、長文読解の問題となります。

長文が苦手な人は、かなり苦戦すると思います。

また、必須設問と選択設問があるので、どの問題を解くかを考える必要もあり、注意も必要です。あと、試験ボリュームが大きく、時間が足りなくなりますので、時間配分も気を付ける必要があります。

午後試験の勉強は、大きく2つに分けて考える

下記は出題範囲と点数配分をまとめたものです。

前半50点分(黄色)は午前試験の知識で解ける問題です。過去問中心の勉強がおすすめです。

後半50点分(緑)は午後試験のために改めて勉強が必要な問題です。参考書と過去問で勉強する必要があります。

それぞれの勉強法について、以下で、お伝えします。

午後試験勉強(前半50点分)

午後試験うちの前半50点分は、午前試験の知識で十分解くことができます。

このため勉強法としては、過去問道場サイトでひたすら過去問を解き、試験問題に慣れることになります。学習ポイントは、下記3つです。

・長文読解問題に慣れること
・解くのに掛かる時間を計測する
・自分の得意なジャンルを把握する

特に、午後試験は時間が足りないので、時間配分が大事となります。時間配分など、午後試験のテクニックについては下記にまとめていますので、参考頂けたらと思います。



午後試験勉強(後半50点分)

午後試験のうちの後半50点分は、アルゴリズムとプログラミングとなります。

IT系の仕事をしている人や、趣味でプログラミングを行ったことがある人は、過去問中心の勉強で問題ないと思います。最新から、何年か分の過去問を解き、問題に慣れましょう。

プログラミングを行ったことが無い人は、過去問だけでは基礎的な知識が不足します。

このため参考書で知識を補填しておいたほうが良いです。

アルゴリズムの勉強

アルゴリズムは、プログラミングを行ったことがある人なら、ある程度、法則を頭でイメージして問題を解くことができます。このため過去問を繰り返し解いて問題傾向に慣れておくのが良い勉強法です。

苦手という方はアルゴリズムの考え方の基礎をまず理解しておくことが大事です。IT系の仕事やプログラミングを行ったことが無い人にとってはなかなか理解するのが難しいです。

どうしても苦戦するという方は、分かりやすい参考書で、アルゴリズムの基礎をまずは勉強しましょう。

下記参考書が分かりやすかったです。
・やさしい表現で理解やすい
・基礎をきっちり学べる
・最新問題に対応している


プログラミングの勉強

プログラミングは表計算ともう一言語の合計2つを勉強しておくのがポイントです。

理由は、25点と配点が大きく、難しい問題にあたってしまうと全く解けないからです。このため、表計算ともう1言語を勉強しておき、本番では試験問題を見てからどちらかを解くことで、大きく点を減らすリスクを減らすことができます。

表計算の勉強

表計算は仕事でエクセルをよく使っている人は過去問だけで問題ないと思います。

苦手な方ややったことが無い方は、独学は難しいので、参考書などで勉強するのがよいです。

下記が分かりやすく初心者にもおすすめです。



もう1言語はPythonがおすすめ

Pythonは、C言語やJavaよりも構文が比較的分かりやすいです。

プログラミングは、慣れていない方には敷居が高く心が折れてしまうかもしれません。自分でアプリケーションを1つ作ってみるのが最も良いですが、初心者にはハードルが高いかもしれません。

勉強は少しずつ、できるところから勉強することが大事だと思います。

Pythonの勉強としては下記参考書が分かりやすかったです。



補足:Pythonを本気で勉強したい方

Pythonの勉強をしっかりしたい人には、Udemy動画がかなりおすすめです。私はこの動画でPythonを独学しましたが、かなりレベルがあがりました。今では、趣味で、数千行のコードを書いて、作業を自動化したりして楽しんでいます。



試験前日までにすること

①確認書のダウンロード

試験に必要な情報はすべて「確認書」に書いている ので、ダウンロードをしておきましょう。

プロメトリックのHPにて確認書のダウンロードができます。
ログイン画面 (prometric-jp.com)

②試験情報の把握

試験当日の受付では、確認書の提示が求められます

このため、確認書を印刷して、当日に会場に持っていくことを推奨します。

しかし、プリンタを持っていない方は、プロメトリックのHPに「受験日、集合時刻、試験会場情報、当日必要な持物を各自で把握しておけば確認書は必須ではない」と記載されているので、各自で内容をよく把握しておけばよいかと思います。

試験当日の持ち物、流れ

試験当日の持ち物は、確認書にすべて書いてくれていますが、重要なことは下記となります。

・推奨:確認書(印刷もしくは電子データ)
・必須:免許証等の本人確認書類
・必須:試験開始15分前までに集合

・必須:試験時間150分。
(・不要:筆記用具、時計)

基本情報技術者は遅刻した場合は受験不可と確認書に記載があります。早めに会場入りを心がけるのが良いかと思います。

試験当日の会場の流れや様子などは、下記にまとめてますので気になる方は参考ください。



合格発表、合格証書

合格発表や合格証書の日程についてお伝えします。

試験点数の速報

試験終了後、5分程度で、登録メールアドレスに、試験結果が送られてきます。

午前も午後も60点以上だったらOKです。確認しましょう。

あくまで、点数表示なので、合格が証明されたわけではありませんので、ご注意ください。

合否発表

試験を受けてから、約1か月後に、独立行政法人情報処理機構のHPに掲載されます。

特に、メール連絡などはなかったので、自分で確認しに行く必要があります。

「基本情報技術 合格発表」でGoogle検索すると一番上にHPが表示されると思います。大量の受験番号のなかから、自分の受験番号を探し、問題なくあれば、合格となります。

合格証書の発送

私の場合、試験3週間後に簡易書留で届きました

(受験日:午前21/6/21、午後21/6/26、合格証書7/13着)

比較的早く届きました。参考いただけたらと思います。

以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございます。

さいごに

★他にもIT資格の記事をたくさん書いています。ご確認ください。
資格 – みやみつブログ (miyamitsu) (miya-mitsu.com)

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