ITパスポート資格

ITパスポートとは?難易度や独学勉強法を解説【完全版】

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ITパスポートってどんな資格?

どうやって勉強すればよい?

そのような質問にお答えするべく、ITパスポート試験についてまとめました。

この記事で分かること
  • ITパスポートはどんな資格?
  • 受験者数や合格率
  • 難易度や勉強時間
  • 試験概要
  • 最短勉強法
  • おすすめの参考書や動画
  • 試験準備物、当日の流れ
  • これから受験を考えておられる方はぜひご参考いただけたらと思います。

    ITパスポート試験とは?

    ITパスポート試験とは「基礎的なITの知識を備えていることを証明できる国家資格」です。

    IT系国家資格の入門(レベル1)になります。この資格を所有していることで、ITの幅広い基礎知識を持っていることを、就職先や社内昇格時に証明することができます。

    受験者数

    受験者数は年々増加しています。2022年は約20万人もの人が受けました。

    IT業界の若手が受けることがおおいですが、近年では、IT以外の受験者数も増加傾向にあります。ITリテラシーの重要性が高まっていることが理由に挙げられます。

    合格率

    合格率は50%付近を推移しています。

    半分合格しているので、そこまで低い数値ではないです。

    合格率の内訳をみると、社会人は50%、大学院生は60%を超えています。しかし、小中高生や短大生の合格率は20~35%程度とかなりひくいので該当する方は注意が必要です。

    最新の合格率については下記の公式サイトにて確認できます。
    》公式サイトIPA「ITパスポート合格率」

    難易度について

    ITパスポートは、
    ・合格率50%
    ・IT国家資格の初級(レベル1)
    で簡単と言われますが油断していると痛い目にあいます。

    ITパスポートで気を付けることは下記3つです。

    • 試験範囲がかなり広い
    • 過去問と全く同じ問題はでない
    • 最新のIT動向からよく出題される

    過去問のときよりも点数が下がる傾向にあるので余裕を持った勉強を心がけるのが大事です。過去問で8割程度の正解率が安心の目安となります。

    ITパスポートの難しさについては下記の記事に詳しくかいていますのでご覧ください。
    》ITパスポートに落ちてしまった方に【試験は難しい

    勉強時間

    推奨される勉強時間は50~100時間と言われています。

    とはいえ、重要なポイントを集中的に勉強すれば、半分以下に勉強時間を短縮できると思います。

    最短勉強法は下記にまとめていますのでご確認ください。
    》ITパスポートの最短勉強法【目標30時間以下】

    試験申込と受験料

    試験申込と受験料
  • 費用:7500円
  • 会場:各都道府県
  • 日程:1~2か月先が予約可能
  • 方式:CBT方式(パソコン)
  • ITパスポートはほぼ毎週、試験開催されているので受験することができます。またCBT方式(Computer Based Testing)なので、パソコンで問題を解き、試験終了時にその場で点数を知ることができます。

    試験申込は情報処理推進機構HPからできます。
    》情報処理推進機構HP

    合格点

    試験概要と合格点
  • 問題数:100問(1000点満点)
  • 合格点:60問以上(600点以上)
          各分野3割以上必要
  • すべて4択問題
  • 制限時間:120分
  • 100問のうち、60問の正解で合格となります。また、すべて4択問題です。

    ストラテジ/マネジメント/テクノロジの3分野からなり、それぞれ3割以上の正解が必要です。

    全体で正解率6割以上が必要なので、各分野が3割を下回ることはまず無いと思います。なので正解率6割以上を目指すとシンプルに考えましょう。

    最新シラバス(試験出題範囲)

    シラバス(試験出題範囲)はかなり広いです。

    シラバスとは下記のように試験出題範囲が示されたものです。全部で60ページ以上あります。

    シラバスは毎年改定され、試験内容も変更されます。

    シラバスが毎年改定される理由は、最新のIT動向を試験に反映させるためです。全体の2割程度が最新シラバスから出題されるイメージなので、最新シラバス対策は重要になります。

    過去問や無料サイトでは最新シラバスの勉強が難しいので参考書でしっかりと対策しておきましょう。

    最新シラバスについては下記の公式サイトにて確認ができます。
    》ITパスポート公式サイト「最新シラバス」

    効率の良い学習法

    効率の良い学習法
    • 全体を把握。要点を集中して学習
       →Udemy動画(6時間)

    • 最新シラバスを勉強
       →参考書(計4時間)

    • 解説文をよく読み内容を理解
       →過去問(計12時間)

    勉強時間は復習も含めて計20~30時間です。

    それでは、詳細についてお伝えします。

    ①まずはUdemy動画

    Udemyは効率良く学習するのに優れています。全体像について短時間で把握できます。

    おすすめはUdemy「ITパスポート最速合格コース」です。

    • 3時間で一通り勉強(1.5倍速)
    • 動画は記憶に残りやすい
    • スマホアプリ対応(スキマ時間)
    • 講師レベルが高く分かりやすい

    2回視聴すれば、過去問が結構解けるようになります。勉強時間は6時間(3時間×2回視聴)となります。

    ITパスポートの勉強はのちに繋がるのでしっかりとしておいて損はありません。それは基本情報や情報セキュリティといったレベル2の国家資格でも共通の知識が問われるからです。


    私はこれまでにUdemyで計18本動画を視聴しています。ITパスポートにもUdemyはおすすめです。詳しくは下記をご覧ください。
    》ITパスポートにUdemyでの動画学習はあり?

    ②参考書で最新シラバスを勉強

    最新シラバス対策は参考書が確実です。

    その理由は、参考書は毎年1月に改訂版が発売されるので、最新のIT動向について効率良く学習できるからです。

    参考書は下記が最もおすすめです。
    ・最新シラバスに対応
    ・情報量が多く分かりやすい
    ・アマゾン売上No1で口コミ評価も良い

    参考書は分からない箇所(最新シラバス)をしっかりと読みましょう。それ以外のところは、Udemyで全体像を把握できているので基本的には流し読みでよいと思います。

    全部で4時間程度で十分かと思います。

    動画や無料サイトは編集対応が追い付いていないことがあります。また、過去問は最新シラバスの問題数は少ないので抜け漏れがでますのでご注意ください。

    ③過去問

    過去問は、問題に慣れることと、自分の実力の把握が目的です。

    直近2年分(計4回)の過去問を解くのがおすすめです。

    あまり古い過去問を解いても最新シラバスと内容が違うので勉強効率が悪いからです。

    勉強時間は
    ・過去問1回分を解くのに2時間
    ・解説文をよく読むのに1時間

    合計だと計12時間(3時間*4回)となります。

    過去問は8割程度の正解率が目標となります。理由は試験本番で少しくらい点数がさがっても安全に合格できるからです。

    試験前日までにすること

    確認票をダウンロードし内容を確認しておきましょう。

    確認票には、試験当日に必要な準備物、試験日程、会場場所について記載されています。

    確認票は、試験が近づいてくると、独立行政法人情報処理推進機構(cbt.jitec.ipa)から「【ITパスポート試験】試験日が近づいてきました」という件名でメールが届きます。そのメールから確認票をダウンロードできます。

    試験当日の持ち物、流れ

    試験当日の持ち物
  • 必須:免許証等の本人確認書類
  • 必須:開始20分前までに集合
         受付30分前から開始
  • 必須:試験時間120分
  • 必須:受験番号/利用者ID/確認コード
  • 推奨:確認票の印刷
  • 不要:筆記用具、時計
  • メガネ、ハンカチ、ティッシュ、目薬は、試験会場に持ち込みできます。それ以外の持ち物は、鍵付きロッカーに入れるため、持ち込みはできません。

    確認票には受験番号/利用者ID/確認コードが記載されています。確認票を印刷して持っていくか、手書きで内容をメモしたものを持っていても代用可です。

    耳栓も持ち込みNGなので、周囲の音が気になる方は、消音ヘッドホンを貸し出ししている試験会場が多いと思いますので、受付の方に確認してみてください。

    試験当日の会場の流れや様子について下記にまとめてますのでご覧ください。
    》ITパスポート – 試験当日の流れ、会場の様子、持ち物

    合格発表、合格証書について

    試験点数の速報

    CBT形式なので試験点数は、試験終了した瞬間にPC画面に表示されます。

    1000点満点中、600点以上かどうかを確認しましょう。

    あくまで点数表示なので合格が証明されたわけではありません。合格証明書は2か月先ほどに郵送で届きますのでそこまで待ちましょう。

    試験結果の連絡

    試験の10日後くらいに独立行政法人情報処理機構から試験結果メールが届きます。

    メールに記載されているサイトにいき、試験結果pdfをダウンロードしましょう。

    合否発表

    試験を受けた翌月の中旬頃に独立行政法人情報処理機構のHPに掲載されます。

    特にメール連絡などはなかったので、自分で確認しに行く必要があります。下記サイトです。
    》IPA公式サイト「合否発表」

    大量の受験番号のなかから自分の受験番号を探しましょう。

    この時点でも、合格証明書はまだ届いていないので履歴書には記入できません。ご注意ください。

    合格証書の発送

    さらに翌月の中旬(試験日からだと2か月以上先)の発送となります。

    つまり、履歴書などに記載したい場合は、2.5~3か月以上前に試験を受ける必要があります。

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